極上のアヘンが満州を狂わせる
「満州アヘンスクワッド」門馬司・鹿子
ホリエモンが面白いと言っていたので、気になって購入してみました。
1巻はkindleで無料で読めるようです。
最初は、読み進めるのも少し怖いなと思っていましたが、何とか6巻まで読めました。
今は無き満州国。
「日本の生命線」と松岡外相が言ったことも有名で、それほど満州にこだわっていた日本だけど、終戦と同時に満州もなくなりました。
その満州とはどのようなところだったのか。
これはあくまで漫画だけど、「満州で一番軽いものは、人の命だ」と書かれているように決して安住の地ではなかったことは想像できます。
主人公の勇も生きるために、家族を助けるためにさえ切った嗅覚と豊富な植物の知識で極上の「真アヘン」を作り出していく。
アヘンを売るために権力者をアヘン中毒者にし、中国とロシアのマフィア抗争にも巻き込まれていく。
生き残るためには勝つしかない。
そんな追い込まれた環境で、それしか道がないようにただひたすら突き進む。
読んでいて応援するのも心苦しいけど、裏社会を覗き見ているようで面白かった。
怖いもの見たさ。
薬物の手を出すときもそんな好奇心をくすぐられるだと門馬司さんはインタビューでおっしゃっていました。
もうすぐ7巻も出るようで早速アマゾンで予約注文しました。
またまた怖いもの見たさで読んでしまいそうです。