いきたいうみはとおいけど
「かみはこんなにくちゃくちゃだけど」 ヨシタケシンスケ
今日から新学期。
春休みがやっと終わり、だれもいない家で掃除機がかけられる幸せを感じました。
春休みはスイミングの春講習にバスで行ってもらってたし、全く一人の時間がなかったわけではないけれど、やっぱり学校が始まるとうれしい。
春休み、近場で一泊の旅行を計画していました。
乗換案内で電車も調べて、まだ乗ったこともない市バスも調べて、ホテルも予約を取り、周辺のイベントを調べ、ごはんやさんも調べてました。
なのに結局行きませんでした。
ここまでしたのに!?と周りにはあきれられました。
キャンセルした理由は天気とかパパの合流時間とかいろいろあるんですが。。
昔から計画は好きなんです。
時刻表も路線図も地図も大好きで、ここからここまで行くにはとか頭の中でぐるぐるするのは好きなんです。
けど、いざ行くとなったらなかなか行けない。
自分ひとりならいいんだけど、家族旅行はやっぱり私にはハードルが高くなかなかアクティブになれません。
子どもと旅行すると怒らなければならない場面が増えます。
「静かにして」「ここでお菓子食べないで」「じっとして」とか
子ども「まだ?」 私「まだ」
子ども「いつつくん?」 私「あと一時間」
子ども「つまらん」 私「。。。」
子ども「携帯でYouTube見ていい?」 私「。。。」
子ども「つまらん」
私自身も子供のころ旅行中は怒られる場面が多かった記憶があります。
そのたびに「帰りたいな」と思ったことが多かったです。
実際、どこに連れて行っても「いつ帰るん?」と聞くことが多かったらしく親はあきれていたようです。
ヨシタケシンスケさんの新刊に
いつかつかいたいすいちゅうメガネがあるの
いきたいうみはとおいけど
と部屋のなかで水中メガネをかけて足をパタパタさせている絵がありました。
この気持ちめちゃくちゃよくわかるなと思いました(笑)
距離が近くても心理的に遠く感じるものはたくさんあります。
家族旅行で一回も怒らず、常に飽きず、みんな楽しかったなんて私にとってほど遠いのです。
そんな完璧に思わなくてもと言われても「じゃあやめた」となってしまう。
子どもたちも大きくなったら、自分たちのお金で友達と好きなところに行くでしょう。
GW、三年ぶりに旦那の実家に帰ります。
移動も車の長距離移動だけでなくフェリーに乗るし、計画も詰めたし、実家に泊まらず温泉泊まるし今のところ完璧です(笑)
長らく行かないとなあと考えていたことからも解放されます。
もうね。。。(笑)そろそろね。。。(笑)子どもたちも大きくなってきたらね。。。(笑)
どっちかというと行くより来てほしいな。
ヨシタケシンスケの新刊もホロリあり、クスリあり、ワカルあり。
個人的には「あつかったらぬげばいい」のほうが好きですけど、姉妹本のこちらもおすすめです。