「歴史」は人間学

 

 

「いま戦争と平和を語る」半藤一利

 

2010年発行の本ですが、先日図書館で借りてきました。

 

去年、「日本の一番長い日」の存在を知り、本と映画にのめりこみました。

 

知らなかった。。。こんな風に戦争が終わったなんて。

 

強い衝撃を受け、映画と本を同時に見比べながら見ました。

 

それから、半藤さんの本をメルカリでできる限り買いあさり読み漁ってきました。

 

私は、小学校6年生に学校で歴史を習ってからとても歴史が好きでした。

 

特に太平洋戦争には興味があり、戦争経験者のおじいちゃんによく話を聞いていました。

 

図書館でも「はだしのゲン」を何回も読んでいました。

 

今思えば、変わった子どもです。戦争の話を積極的に聞きたいと思うなんて。

 

「日本で一番長い日」はそんな小6の私をもう一度目覚めさせる出来事で、やっぱりちゃんと知りたいという気持ちが強くなり半藤先生の本を読ませてもらってきました。

 

今年の1月にお亡くなりになられたとニュースで知り泣いてしまいました。

 

肉体が消えてなくなるより、これだけの太平洋戦争について知識も経験もある人が日本からいなくなったことがとてもこころ細いです。

 

半藤さんがおっしゃってるように今大人になって歴史を勉強したとき、年代や出来事、人の名前などの固有名詞をなぞるだけでなく、この時何を考えていたかということがわかる限り書かれてあるところがとても興味深いです。

 

学校で学ぶ歴史は出来事をなぞっていくだけで暗記ととらえられるけどそうじゃない。

 

歴史は「人間学」。どんな人がどのように考えどのように作ってきたか。

 

それが大事なんだと半藤先生に教えていただきました。

 

もう新刊が出ることはないけど、できる限り半藤先生の本を読みまだまだこれからも学んでいきたいです。