ばかで びじんの ぶた

「あいうえおっとせい」谷川俊太郎

 

この本をすっと探していました。

 

何年か前、病院の待合室で子どもに読んでくれと言われて読んだ絵本。

 

普通のあいうえお作文だったのですが「ばびぶべぼ」の詩が頭から離れませんでした。

 

ばかで

びじんの

ぶた

べそかいて

ぼんやり 

 

前半のばかで びじんの ぶた のところだけ覚えていて、後半が出てこずずっと気になっていて探していたのですが、やっと最近この絵本にたどりつき購入することができました。

 

病院の待合室で笑うというか驚くというか衝撃を受けた詩でした。

 

これ、子どもが読んだらどう思うだろう?

 

ばかでびじんの○○って言われたらうれしい?やっぱりいや?

 

ぶたでべそかいて ぼんやり やしやっぱりいや?

 

なんか「中の上の下です」って言われるぐらい一瞬いいことなのか悪い事なのか混乱する言葉だなあと。

 

今回購入して絵も見てみると、このぶたさん何があったのだろう。そもそもびじんは見たらわかるけど、なんでばかっていわれたの?

 

なんとも想像力をかき立てられる詩でした。

 

もう一生忘れない詩です。