「変態コース」と「偏差コース」
「教える」ということ 出口治明
一年前にこの本に出会い、気が向けば繰り返し読み返したくなる本です。
初めて読んだときは、あまりの面白さに目からうろこがポロポロこぼれました。
根拠なき精神論が教育をダメにする
私たちが子どもの時から大人に言われてきたこと、主に精神論的なことを真っ向から否定しているところは本当に胸に刺さりました。
やる気、根気、負けん気、気合、根性。。。
ここ最近、太平洋戦争についての本も何冊か読んでますが、戦時中最も日本が大事にしたのがこの精神論だったと思います。
そして敗戦。。。なのにこの精神論は戦後も残り続け、昔ほどではないにしろいまだに色濃く残っている気がします。
私が子どものときCMで「24時間戦えますか?」という歌がテレビから流れていました。
戦後の工場モデルにより、全員が時間を多くかければかけるほど成長していた時とは違い、これからはアイディア勝負になる。
アイディアを出すには、それぞれ興味あることを勉強し、たくさんん人に会い、世界中を旅してまわる。
尖った人材を生み出すためには、何よりも「好きなことを自由に学べる環境」が必要だ
その為に、今までの東大を頂点とする「偏差値コース」だけでなく「変態コース」または「個性派コース」で自分の興味があることを徹底的にできる環境を与えたいと。
なんだかワクワクしました。
私が今高校生なら、断然「変態コース」です(笑)
「変態コース」で歴史の勉強をして、本や漫画をひたすら読む。
今までの無駄にしてきた学生生活をかなり悔やみましたが、これから自分なりの「変態コース」を歩んでいきたいと思います。
勝手に出口塾生になり、先生のおすすめされている本を読んでいきたいと思います。
コロナが落ち着いて、病気療養中の出口先生が復職されたらAPUに遊びに行ってみたいです。
親としても子どもにどちらかを押し付けることはできません。
しかし、「生きる武器」をしっかり教えて「自分の頭で考え、自分の言葉で意見する」力を少しでもつけてあげたです。